ごきげんよう。きいです。
今日の午後、特養Nの相談員Sさんから、電話がありました。
今日の電話は、まりいさんの受診結果の報告です。
「整形外科を受診しました。まりいさんの左手のレントゲンを撮ったんですけど、どうもよく分からないということで、CTを撮りました。その結果、骨にひびが入っていると言う事でした…」
骨折まで至っていなくて良かったです。
これ、私の本心です。
外しまくり!
昨日から湿布を貼っても貼っても、剥がしてしまうというまりぃさん。
これがもし、骨折をしていて「骨折部位の安静のために固定を」という事になり、装具を着けたり、ギプス固定なんていうことになったら…。
「なんでこんなものが私の手に着いているのか?」が理解できず、それが装具のように外せるものなら「これは私のものじゃない」と、絶対に外しまくり!
患部の安静を図ろうとする、健全で真っ当な思考のスタッフの皆様に迷惑かけまくり!になることが目に浮かぶ様です。
だって、自分がケガをしたことを憶えていられないのですから。
アルツハイマー型認知症って、そんな病気なんです。
本当に困った病気です。
アルツハイマー型認知症という病気が厄介だと思うのは、こういう何か病気や身体のトラブルがあった時。
食べたければ、「さっき食べた」と言う事を忘れて、人のものを取ってでも食べたがる。
食べたくなければ「なぜ食べろと言われるのか」が分からず、頑として食べない。
身体のどこかが痒ければ、掻きまくり。
痛み止めが飲めていれば、痛みも忘れるので、安静が保てない。
本当に困った病気です。
冷たい娘?
Sさんは、まりぃさんがケガをしたという事実に対して、そしていつどうしてケガをしたのかが分からないことを今日も何度も謝ってくれます。
だから…Sさん。
まりぃさんに24時間着いてまわる訳にはいかないんですってば!
まりぃさん本人が、なぜ自分の指にひびが入っているのかが分からないんですってば!
これは、私が直接見たわけでもないけれど…。
きっと、私が勝手に想像するところでは…。
〝まりぃさんが杖を左手に握った状態で、何かしらの原因で荷重がかかった〟
ということなんじゃないかしら。
もしそうだとしたら、これは事故ではなくケガです。
防ぎようがないです。
でも、ここでふと思う。
まりぃさんをもっと見ていてくれないと困る。だって認知症があるって分かっているんでしょ?プロなんだから、それくらい予測できるでしょ?こっちだって、お金を払っている訳だから…。
そんなふうに全く思わない私って、娘として有りなのか無しなのか…。
どうなんだろう?
娘として冷たいのかな。
とりあえず、まりいさんのケガを知りながら確認に行かない娘…というのは良くないと思うので。
近日中にまりぃさんに会いに行こうと思います。