帰って来ちゃった!

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 連休中から続く、入院ラッシュ!

 そんな時もあるものです。

 実はその中のお一人が、せっかく入院したのに、病院に懇願して帰って来ちゃったんです!
その理由は…「家にいる妻が心配だから。」

ゆっくりさせてあげて!

 利用者様の入院前から、奥様は体調が思わしくない。

 食欲がなく、怠そうに横になっている時もあったとか。

 それを見て「家に残してきた妻が心配…」となる訳ですが。

 「美しい夫婦愛」だと思われますか?

 いえいえ。実は、違うんです。

 実はそうなった理由が、帰って来ちゃった利用者様ご本人(とみんな思っている)。

 水を飲むにも、薬を飲むのも、トイレに行くにもすべて奥様が介助をして。
いつ、どこに行くにも奥様が一緒じゃないといられない。
買い物に行くにも二人。トイレに行くのも二人。
奥様と離れるのが嫌だからデイやショートに行くなんてありえない。

 ご本人の介助量が増え、奥様は疲労困憊。
なのに肝心のご本人はそれに気が付きません。

 奥様も頑張り続けたのですが…いよいよ体調が崩れてしまいました。

 そんなご本人が検査目的で入院になり、「ようやく奥様もホッとできるだろう」「奥様にはゆっくり休んでいただきたいね」とみんなが思っていたのですが。

 ご本人が病院に懇願して帰って来ちゃった!

介護の道のりは長い

 まあ、奥様と退院を聞いて駆け付けたお子様と、訪問看護師の説得により再入院の予定ですが…。

 高齢の夫を支える高齢の妻。
いわゆる老々介護です。

 そんな献身的な奥様は、偉いと思います。
本当に、私にはできないことです。

 ですが、介護の道のりは長いのです。

 介護する側は上手く休みながら。

 介護を受ける側は、お休みをあげる気持ちで…それが大切だと思います。

 そうじゃないと、共倒れしちゃいますよ。

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