ごきげんよう。きいです。
今回の緊急待機。一度も呼び出されませんでした!
相談の電話も1件も無し!
実に平和な二晩でした。
これが可能になるのも、昼間に訪問しているみんなが「夜間に困ったことが起こらないように」と予防線を張ってくれているおかげだと思います。
ありがたい事です。
それでもどうにもならないことが起こることはあるのですが…。
今回は運も良かったのでしょう。
実は<奇跡の人>でお伝えした、点滴の水分だけで3か月…と言う方。
数日前に、とても安らかな表情で逝ってしまわれました。
その当日の昼間、私はその方を訪問していました。
お病気を持ちながらも、たった一人で献身的に介護を続けた息子様。
「もしお母様の呼吸が止まっていることに気が付いたら、訪問看護師へ連絡を下さい。夜間の場合は、看護師が到着するまでに、30分以上時間がかかるかもしれません。その間、息子様にはお母さんの手を擦ってあげたり、優しく話しかけてあげてもらいたいのです。間もなく看護師が到着しますから」と説明していました。
たった一人でお母様を看取る息子様の不安が少しでも軽くなるように。
そして日付けが変わる前。
呼吸停止の連絡があったと緊急待機のスタッフから同行依頼の連絡がありました。
一人はお母様のエンゼルケアを。一人は息子様のフォローを。
最初からそう決めていました。
息子様が見せて下さった、お母様の元気なころの満面の笑みの画像。
その笑顔に近づけるように、口紅の色は赤過ぎないピンク色を選びました。
苦しまずに逝けた、とても穏やかな表情でした。
その方が、今月最後のお看取りになりそうです。
この後の緊急待機も、静かでありますように…。