ごきげんよう!きいです。
「年齢が55歳以上の看護師等(看護師・保健師・助産師・准看護師)を対象に、厚労省がアンケートを行っているので協力を。」と言われて開いたアンケートフォーム。
内容は、今、どれくらいの報酬で、どんな役割でどんな場所で働いているか。
定年後も働こうと考えているか。定年後も働くために職場のバックアップはあるのか。
これからも仕事を続けていくためには何が必要だと思うか…等々の質問が並んでいました。
やはり看護師等は、今後ますます減っていくのに対し、高齢者数は増加の一方。
「定年後も働いて下さい!!!」という圧をヒシヒシと感じました。
だけど、私はあまり長くは看護師として働きたくはありません。
衰えていく自分が、増えていく高齢者の看護にどこまで対応できるのか。
それが不安。
これからはますます利用者様と家族の背景が複雑化。医療が進んで在宅で行う治療や処置、医療ケアの管理・支援も高度なものになっていくのは明らかなんです(今までにも散々書いてきた通り!)。
それに対応することを当然のように求められて、失敗は許されなくて。
今でさえ休憩時間がとれない日があったり、帰宅がとんでもなく遅くなることもあるのに。それがいつまで続くんだろう。
若い世代は子育てがあり、ベテラン組は親の介護が始まる。
私も新たな家族の介護や孫(もしできたら…)のお世話もあるのに、後輩のフォローを求められたら…。
自分がフォローをされるようになって、自分が介護される立場になって。
それでようやく仕事から解放される…。
そんな未来はイヤだな。
アンケートでは「55歳以上の看護師等が長く働くには何が必要か、何を求めているのか?」を聞いていたけれど。
私は患者様・在宅療養者の皆様にも聞いて欲しい。
「あなたを看護する担当者が、高齢者だったらどう思いますか?」
また、55歳以下の看護師等や他の医療スタッフにも聞いて欲しい。
「高齢の看護師が、引退せずに働き続けることをどう思いますか?」
その答えを、まず最初に聞いておきたかった。
その気があれば、職場に残ることはできる。
だけど、疎まれながら残りたくはない。
そう思うのです。