ごきげんよう。きいです。
最近、増えていることに「転倒」があります。
先日18時過ぎまで、事務所に残っていた私。待機は別のスタッフでした。
そのスタッフが持つ緊急用スマホが鳴って…。
会話の内容から、どうやら脳出血後で片麻痺のある独居男性が転倒し、自力で起き上がれない模様。
そして、待機のスタッフはその利用者様へ訪問したことがありませんでした。
「一緒に行こうか?」
「是非~!」
…という事で、二人で緊急訪問した時の出来事です。
その方が転倒するのは久しぶりのことだと本人は話されていました。
台所で転倒した時には、ヘルパーさんが来るまで倒れたまま待っていたことがあった。
アパートの隣室に近いところで倒れたときには、壁を叩き続けて隣人に助けてもらった事もある。
そんな話を聞かせて下さいました。
そして今回は、アパートのほぼ中央で携帯電話に手が届く場所での転倒でした。
オイルヒーターの傍でもなく、寒くもない場所で、壁にもたれかかって看護師の到着を待っていらっしゃったのですが…。
最初に部屋に入った私の顔を見たときの、その利用者様のがっかりした表情が今も思い出されます(笑)。
『なんだ、お前か…』と言いたげな表情とため息。
そしてその直後に、本来待機だったスタッフの姿を見たときの〝パアアアア~!〟と明るくなったその表情の変化ったら!
その理由は…。
「体格差」に違いない!
そりゃ、そうですよね。転んで起きられずSOSの連絡をしたのに、駆けつけたのが身長150㎝も無い、体重も50㎏も無い私…と、思ったら!
その後から入ってきたのが、一回り大きい女性。
心強かったでしょうね。
結局私が利用者様の起こし方を指示出しして、二人で力を合わせてサクッと利用者様を起こすことができました。
私、そんな表情をされたことって、過去に何度もあるのです。
特に整形外科の病棟に勤務していた時。
見上げる程身長が高い男性を、ベッドから車椅子へ移乗する時や、歩行訓練に付き添う時などに「本当に大丈夫?」と聞かれることが何度もありました。
その介助方法にはコツがあるので、できちゃうと「へえ~すごいね」と言われるのですがね…。
「やっぱり、分かっていても心配」と、大柄なスタッフをご指名されることもありました。
だけど、これは大昔の話(笑)。
看護婦と呼ばれ、そのほとんどが女性だった時代のこと。
今は、男性看護師が大活躍する時代となりました。
患者様も不安な思いをせずに離床や訓練ができていると思います。
と、いう訳で…。
緊急で駆け付けた人の顔を見てガッカリしないように
どうか転ばないで下さいね!
そう言いたかったけれど。
「お怪我が無くって何よりでした!」と微笑んで来たのでした(笑)。