話す人

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 ごきげんよう。きいです。
 今回も地味に嫌がられる人の話です。
特にドクターから嫌がられる人。
年配の女性に多いかな?
時々ドクターが「勘弁してよ…」とつぶやく姿を目撃したものです。
それは…。医療スタッフの過去や個人情報に興味津々のおしゃべりさん!


 病気で入退院を何度も繰り返す大ベテランさんに時々見受けられます。
 部長レベルのドクターや偉い師長さんを若い頃から知っていて…。

「先生、偉そうにしていちゃダメよ。私は知っているんだからね。先生が失敗したあんなことも、こんなことも…」
「先生、若い頃…点滴下手だったわよね」

 脅しじゃないんです(笑)。
見返りは求めないの。
ただ、そんな話を知っていてすごいと注目を浴びたいご様子なんです…。

「あの師長さん、若い頃は〇〇先生にお熱を上げていてね~。〇〇先生が学会でいないときには、絶対師長さんもお休みを取っていてね~」

 そんな話を知っているのが嬉しくて仕方がないみたいに、同室の患者さんが入れ替わる度に話す話す!

 もちろんアンテナもしっかり立てて情報をキャッチしようと必死。

「ねえ、きいさん。〇〇先生の今のお手付きの人って、だーれ?」
そんなことを、ケア中に平気で聞いてきます。
「???お手付き???すみません…。勉強不足で…それってどういう意味ですか?」
若かった頃は、よくすっとぼけたものでした(笑)

 時々患者さん同士のトラブルの元にもなっていました。

「そんな話は聞きたくない」

「あの人と同室でいたくないから部屋を変えて欲しい」

そんな方も少なくはないのです。

当然ですよね。

だけど、敵に回すと怖いタイプでもあるので、そこは師長さんの腕の見せ所。

「☆☆さん、ほどほどにして下さいね…」その一言で、案外静かになったりもします。

自覚はあるようなんです。

だけど、ほとぼりが冷めると、また繰り返しです。

 そんな患者様が退院したことを確認した時の、ドクターのホッとした顔ったら!

 本当に嫌なんでしょうね…。

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