ハラスメント行為

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 これはブラックリストに載る、載らない関係なく、とても大きな問題です。
 ハラスメント。いわゆる「嫌がらせや迷惑行為」です。
 患者さんから医療従事者へのハラスメントは「ペイシェントハラスメント」と呼ばれ、それを行う患者さんやご家族は「モンスターペイシェント」と呼ばれます。

 〝患者からの暴力〟等のワードで検索をすると、まあ、出るわ出るわ。
いろいろなケースとその対応の仕方、弁護士さんのアドバイスなどがたくさんアップされています。
それだけ病院・病室という場所は、ハラスメントが起きやすい環境なのでしょう。

 では、その中でも私自身が「ありそう!」「あったあった!」「私も経験ある!」というものを、書き出してみたいと思います。

・大声で怒鳴りつける、にらみつける
・人格を否定する
・無視をする
・バカにする
・雑用を押し付ける
・拒絶をする
・「知り合いに〇〇がいる」と圧力をかける
・「家族が可哀想」「良く結婚できたな」「一生結婚できない」等の言動
・医療者本人や家族へ危害を加えると脅す
・不当な要求をして居座る
・業務に支障が出る程の時間、自分への対応を求める
・診療費や駐車料金の支払い拒否
・手やもので叩く、殴る
・物を投げつける
・突き飛ばす
・つねる、ひっかく
・わざと体当たりをする
・噛みつく
・唾を吐きかける
・髪を引っ張る
・胸ぐらをつかむ、首を締めようとする
・身体を故意に触る、押し付ける
・身体的特徴をからかう
・交際、結婚、妊娠について等の個人的な事を詮索する
・交際を迫る
・待ち伏せをする、付きまとう
・性的な話を聞かせる、写真や画像を見せる
・身体の一部を触るように要求する

 …などなど…

 いろいろ書いていて、どうやら距離感が近くなりがちな事、期待されることが多く、それが叶わないことに怒りを感じるケースが多いように感じます。

 だけど、その発生件数の多さ・泣き寝入りしてはいけないという職場(病院)の空気・裁判等に関わるケースがあり、弁護士がバックについていることもあり、病院側も黙ってはいません。

 ハラスメント行為を行った場合、すぐさま毅然とした態度で拒絶され、問題はすぐに明らかになり、繰り返すと注意を受け、最後には病院から拒絶されます。

 ハラスメント行為、特に「暴力」は、法に触れる行為です。
病院にも診療を拒否するための対処法が、きちんとあるのです。

「他の病院へ行って下さい」
そう言われ、ブラックリストに載ることになるのです。

 病院も事を荒立てたい訳ではありません。

 利用する患者さん、ご家族の皆様に「病院を利用するルール・マナーは守って欲しい」「医療者にもできない事・限界はある」「公私を混同しないで欲しい」「やっちゃいけないことは、やらないで」と望んでいるでしょう。

 患者・家族側の立場から考えると…。
「分かるように説明して欲しい」
「正当な事を頼み、了解してくれたのなら、忘れないで」
「時間がかかるのなら、どれ位になるのか教えて欲しい」
「自分の気持ちを無視しないで欲しい」
そう望んでいるのではないでしょうか。

お互いに歩み寄れれば…。ね。
お互いに誠意が大切。

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