〝自費のヘルパーさん〟という存在

在宅介護

 ごきげんよう!きいです。

 前回は、介護保険を利用したヘルパーさんによる支援についてお伝えしました。いろいろなルールや制限のお話になってしまいましたが、あなたはどのようにお考えになりましたか?身近で支えてくれるからいろいろお願いしたくなるけれど、ルールを守って良いお付き合いをしていきたいものです。

 今回は介護保険を使わない、自費のヘルパーさんについてのお話です。介護保険のヘルパーさんとはどういった点が違うのでしょうか?

家族の料理も、ペットの世話も。

 遠方に住む親の介護が必要になったり、自分が一人暮らしで介護が必要になった時、介護保険のヘルパーさんにお願いすることができないサービスの部分…

・受診等外出の付き添い(散歩や余暇、冠婚葬祭の付き添いもOK)

・庭の手入れやペットの世話

・深夜帯の支援

・大掃除の手伝い

・家族分も含めた料理・洗濯・掃除

…等をお願いできたら…と思う事はあると思います。

 特に、遠方の両親をみるために、時間と交通費を使って定期的に通っていらっしゃるご家族の方。

 二時間程度の受診に付き添うために、一日仕事を休んで往復4時間程かけて両親の元へ…。という方がいらっしゃったときに、もし6000~7000円ほどでお願いすることができたら?そんなサービスがあったら?

 自費のヘルパーさんならそれが可能なのです。しかも、時間の制限もありません。

 仕事を休んで交通費をかけて、疲れて帰ることを考えると、毎回とは言い難いものの、私だったらアリかなぁ…と思いました。

 もちろん、料金は安くは無いと思いますが、ヘルパーの専門知識を持った人が、介護保険のヘルパーさんと同様の事、そしてそれ以上の要望に柔軟に対応して下さるというのは、検討の余地アリだと思います。

 両親の様子を自分で確認したり、自分の顔も見せてあげたい気持ちはあるものの、どうしても仕事が休めないときや、県をまたいだ移動の制限を求められたときなどは、特にありがたいサービスではないでしょうか?

 自費のヘルパーさんは、ネットで検索すると幾つもの会社が挙げられています。

 あなたがお住まいの地域がエリア内であるかどうかを調べる必要がありますし、料金もしっかり検討し、ご両親の意向も確認し、事業所への登録も必要になりますけれど。その部分をケアマネジャーさんへ相談しても良いと思います。

 自分の負担を減らすため。どうしても足を運べないときの助けとして。サービスを利用したいと相談すると、ケアマネジャーさんも情報を集めてくれると思います。

料金はご両親のタンス預金から出して頂けると良いのですけれど…ね。

定期的な利用だと料金は割安に。スポット利用の方が、ちょっとお値段が上がるようですが。

介護保険のヘルパーさんは、スポット利用というものがありませんので…。

何を助けてもらいたいか…。

自分や家族が、日常生活上どんなことをやってもらうと助かるのか?

それは保険が利くサービスなのか、違うのか。

介護保険のヘルパーさんと自費のヘルパーさん。

どっちが良いとか悪いとか、という話ではなくて。

それぞれの違いを知っておくこと。

どこにどんなヘルパーさんがいるのかを知ること。

先ずはそれから。

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