ごきげんよう。きいです。
私の家族は「父のカルテや治療に使った薬剤の情報が残っていば、4000万円を受け取れたかも知れない」という非常に苦い思いをしている…と前回の記事でお伝えしました。
4000万円って大金!
なんで?…という話ですが。
タイトルにあるように、私の父はある手術の時に治療として使われた何かが原因で、C型肝炎に感染しました。
それだけではなく、その後肝硬変となり、劇症肝炎まで発症し、生死を彷徨いICUで治療を受ける事態となっているのです。
皆さんは「C型肝炎救済特別措置法」をご存じですか?
厚生大臣が製造承認または輸入承認し、製薬会社が製造販売した血液製剤の投与によってC型肝炎ウィルスに感染し、生命・身体的、社会的、財産的、精神的な被害を被ったとする患者又はその遺族が、国及び製薬会社に対し損害賠償を求めて訴訟を起こすことにより、感染被害者救済のための給付金が支給されることで、和解を進めるための法律です。
この給付金。肝硬変を発症した場合は…4000万円なんです。
父がその救済制度について知ったのは、入所している特別養護老人ホームで目にした雑誌の情報からでした。
まさに自分が当てはまる!と思った父は、まりぃさんが面会に行ったときに「調べてくれ!」と頼んだのです。
ですが、父が手術を受けた病院はその頃すでに廃院となっていて、カルテそのものが存在しませんでした。
「調べてくれと言われても…」
からの…
「看護師のきいちゃんなら、その辺何かわかるんじゃない?」という、なんとも短絡的な話ですよ…。ハイ。
分かる訳ないじゃん。どうすりゃいいのか、そんなこと知らんがな!…と言いたいところですが…。
父の心情も分からないでもないし。
「お父さんが死ぬかも知れない」と言われたときの、子供だった私の不安な気持ちも思い出され…。
4000万円という金額に目もくらみ(笑)
とりあえず、父がC型肝炎に感染した原因が分かるかどうかから、調べてみることにしました。