回復の兆し

介護の現実
20131121105342

 ごきげんよう!きいです。

 兄の病状に少し回復の兆しが見られます。

会話がちゃんとできるようになりました。食事も少し食べられるようになったそうです。

どこまで回復できるのかは分かりません。多量の下血等があれば急変の可能性は高いままではありますが、少し期待してしまいます。

話ができる

 面会に行ったときに「来たよ。(具合は)どう?」と声を掛けると、私の方を見て「あんまり動けないんだ」という言葉が返って来ました。

 まだ表情はぼーっとした感じが残っていますが、〝ゴムのマスク〟が少し薄くなったような気がします。

 M先生が病室へ来て下さって、病状を話してくださいました。

「まだ予断を許さない状況は続いていますが、バイタルサインは安定していますし、食事も少し摂れるようになっています」

「兄に何が起こったのでしょう?」

「はっきりは分かりませんが、もしかしたら脱水で薬の効果が強く効きすぎてしまい、鎮静がかかってしまったのかもしれません」

確かに兄は入院すると、急に水分を欲しがりました。

今日も飲み物を補充しました。それを兄のペースで摂取しています。

「もしかしたら、トイレに行くのが大変で水分を控えたのかも…」

「十分考えられることです」

…と、そのような説明を受け、返答をしました。

 オムツを当てられた兄を見て切なくなった私でしたが…。

 兄は朦朧とした中で「ベッド上でオムツへの排泄を〝気が付いたら、そうなっていた〟という形で、受け入れていた」という状況だったのか?だから水分を摂れるようになったのか?

 それとも、兄の生存本能が「水分を摂れ!」と訴えたのか?

私の考えが当たっていようが、間違っていようが構いません。

先生の「もしかしたら」が的を得たものか、ずれているかもどちらでもいいです。

兄の中に見える回復の兆し。

うれしいです。

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