兄とのLINE

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 今日は兄の面会をお休みしました。兄とのLINEに既読が付くようになったので。

 そして私は利用者様の訪問看護サマリーを作成し、病院へ送信しようとしたところ「明日退院予定ですけどね…」と言われて、悲しかったので。

〝既読〟

 兄とのLINEには既読が付いていないメッセージがいくつか残っていました。

ぼーっとしてからの期間のものです。

 その時は「寝ているのかな?」「後で確認するのかな?」なんて考えて、特にリアクションを求めはしませんでした。

 私からのメッセージも「今から行くね」みたいな、返事がなくても構わない内容でした。

 既読にならなくても、返事が無くても「来ないで下さい」という返事がない限りは足を運んで状況確認をしていました。

もちろん「来ないで下さい」という返事が来たことは一度もなく、大抵は「了解です」とか「OKです」という返事ばかりでした。

 兄は朝、部屋の鍵を開けたら、夜寝る前まで閉めませんでした。

 「金もないし、盗られて困るものも無い」というのが兄の言い分。

 ピンポンを押して「お邪魔しまーす」とズカズカと入っても「おう」と迎え入れてくれました。

 それが当たり前のようになっていたので「今から行くね」に返事が無くても、ズカズカとお邪魔していたわけです。

 その私のメッセージに一斉に〝既読〟が付きました。

 だから「今日は遅くなったので、面会はお休みします。明日行きます」とメッセージを送りました。

 「OK」と返って来ました。

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