入院になりました…。

在宅介護

 ごきげんよう。きいです。

 「入院になりました…。」とはいっても、まりぃさんのことではありません。

 <今週も…。>の、えい君によく似た利用者様です。

 がんの末期で一人暮らしで。「今まで自分一人でやって来た」という自負があって。

 だけど…。

 いよいよ身体が辛くなり、休み休みしか動けない。できていたことができなくなる。

 元気なころの自分と今の自分を比べてしまう。

 痛い。辛い。

 痛み止めは色々あるけれど、何をどう飲めば良いのかわからない。

 困った時に「こうするといいよ」と教えてくれる人は、電話をしないと繋がらない。

 痛む身体を擦ってくれる人は、時間にならないとやってこない。

 ウトウトしかできない夜は長い。

 そんな利用者様に、緊急訪問も含めて向き合ってきました。

 「入院をしたい」

 その希望が、ようやく、今日叶うことになりました。

 やはり、一人暮らしの方…。

 大きな病気が見つかった時には、誰かの力を借りたり身を任せる事を、まだ体力と気力があるうちに考えておいた方が良いと思いました。

 つらい現実に向き合うのは嫌だし。

 「何とかなるだろう」と思いたいし、なって欲しい。

 だけど、思うようにいかないことがあるとき…。

 「病気で辛い」+「思うようにいかない」=「こんなはずではなかった」になってしまう…。

 そうならないために、訪問看護は走り回ります。

 だけど、ルール度外視したサービスはできないし。

 家族の代わりにもなれないし。

 大きな病気が見つかった時の「初期対応」。

 私も、よく考えてみたいと思います。

 

 

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