入院が続いて…

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。
 最近、利用者様の緊急入院が続いています。

 理由は肺炎・呼吸状況の悪化・転倒によるケガなど…。

 持病の悪化ではないんです。

 医師や看護師、ヘルパーさんから「ムリ」と言われていたことを、「大丈夫だろう」と思ってやっちゃった結果の入院が続いているのです。

 「本人が欲しがるから。ちょっとぐらいと思って…」と食べさせたのが原因で、誤嚥性肺炎やあわや窒息寸前の事態。

 薬の自己管理は難しいので、ご家族が見守ってあげてくださいと言われているのにノータッチ。お薬が重複してしまい、めまいを起こした?足がもつれた?転倒してしまい、救急搬送…。

 歩行器が必要なのに、面倒くさいからと使わずに転倒。

 …そのようなことが発生するのです。

 療養環境と、本人とご家族の管理能力が入院の引き金となってしまっったのでしょうか。

 訪問診療は、体調に変わりなければ2週間に一度の訪問。
 訪問看護は、介護度や体調・障害の重症度に応じて、1週間に1~3回、滞在時間はおおむね1時間程度。利用者様によっては2週間に一度、30分程度の訪問という方も…。
 介護ヘルパーも毎日長時間、訪問できるわけではありません。

 ずっとそばにいて、見守りやアドバイスができるわけではないし、危険な行為を止めるわけにもいかないのです。

 「ムリ」だといわれたら、無理なんだなと受け入れて欲しい。
 「見守ってあげて欲しい」といったら、協力をお願いしたい。
 「面倒くさい」よりも「安全」を優先させて欲しい。
 …できないなら、正直に「できない」といって欲しい。

 家の中には、危険がいっぱいなんです。
 「できない」なら、どうすれば良いかを一緒に考えますから。

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