お墓参りに

母の介護

 ごきげんよう。きいです。

 今日はお墓参りに行って来ました。
父の命日が近いので。

お墓の前で思う事

 旧盆の前と言う事もあってか、お寺はとても静かでした。

 私以外には年配の男性が一人。静かに座っていらっしゃいました。

 私はお墓の前で「来年の7回忌もまりぃさん、きっと来れないよ」と父に伝えました。

 まりぃさん、自分の夫がこのお墓に眠っている事がわかるかな?

 自分の夫が、この人だってわかるかな?

 このお墓が誰のお墓かって、わかんないだろうな。

 そんなことを考えると、やっぱり「訳が分からず連れてこられて、何が何だかわからないけれど、お参りだけはしておく」そんな感じになっちゃうのかな。

 それじゃあ、父も喜ばないだろうな。

 そもそも、外出がその時にできるのかな?

 だからきっとまりぃさんが来ない法事でも、父も「そうか」と言ってくれるのではないかと(勝手に)思っています。

 認知症の家族を介護していると、こんなことまで受け止めないといけないんだなって、ちょっと切なくなります。


 父とまりぃさんが会えるのは、まりぃさんがお墓に入るときなのかも知れないな。そう思いました。

できることなら

 出口に向かうドアの片隅に、メッセージを書きこむノートがありました。

 亡くなった方への感謝の気持ち。

 今も自分は元気でいますという報告などが書いてあって…。

 亡くなったお子さんへのお母様が書かれたメッセージも見つけちゃった…。涙が出ちゃった。…不覚!

 やっぱり、できることならば、子供は親より後に逝く方が良い。

 本当にそう思いました。

 まりぃさん。

 えい君が先に逝ってしまったことを知らないのは、幸せなのだろうか?

タイトルとURLをコピーしました