介護の現実

まりぃさんのお迎えに間に合わない!!~中編~

ある土曜日の明け方。ある利用者様の呼吸停止の連絡を受けて家を出た私。ご自宅へ到着しましたが、死亡診断をする先生の到着が遅れています。大切なご家族を亡くされたばかりの方々の中に、私一人がポツン…。この大切な看取りの場面を台無しにしないために、私に何がきるのでしょうか?
介護の現実

まりぃさんのお迎え時間に間に合わない‼~前編~

昨日は「緊急で呼び出されるなら、まりぃさんが眠っている夜中の方がいい」と書かせていただきました。これは本当の話。困るのはまりぃさんが朝の準備を始めないといけないときに家を出ないといけないこと。一番困るのはデイサービスのある日の朝。そんな〝一番困る〟タイミングに緊急出動から帰って来られなくなったことが、過去に一度ありまして…。その時の話です。
介護の現実

どんなサービスがあれば良いと思いますか?

「きいさん。まりぃさんを介護されていて、『こんなサービスがあると良いな』と思う事って、何かありますか?」その時に私が答えたこと。私以外にもきっと沢山の方が望んでいるであろうこと。さて、それはどんな支援・サービスなのでしょう?
介護の現実

認知症カフェに誘われて

あなたは〝認知症カフェ〟をご存じですか?「ご存じどころか、定期的に利用しています!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。 私も「まりぃさんと一緒に行ってみない?」と勧められたことがあります。だけど、その時は参加しなかった(できなかった)のです。それはなぜだったのでしょうか。
在宅介護

母の教え

私が子供達に言い聞かせたこと。それは「大きな災害が起きたとき、もし家から離れたところにいたとしたら、決してまりぃさんのために無理をして帰ろうとしてはいけない。」ということ。その真意についてお伝えします。
在宅介護

“おうちで避難”という選択

もし今、大きな災害が起こったら。まりぃさんと私は、どこでどうやって過ごすことになるのでしょう?前回の<まりぃさんはどこへ逃げればいい?>では、なぜ指定避難所へまりぃさんを連れて行きたくないのかを考えてみました。では〝在宅避難〟という選択をしようと考えたときに、果たしてそれは叶うのでしょうか?
在宅介護

まりぃさんはどこへ逃げればいい?

地震や台風、津波や河川の氾濫、土砂崩れなど、非難をして身の安全を守ることが必要となる災害は、いつ起こるかわかりません。認知症を患うまりぃさんは身を守るために、どこに避難すべきなのか?そもそも避難をするべきなのか?認知症家族を介護する私に、今から何ができるのかを考えてみたいと思います。
母の介護

まりぃさん、夫との別れ。

今回は私の父が誤嚥性肺炎で逝った際、まりぃさんへの対応をどうしようかと考えたときの話です。 まりぃさんへ、自分の夫が亡くなろうとしていることを伝えるべきか、黙っておくべきか。葬儀の時、参列させるべきかしない方が良いのか?そして妻としての立場や尊厳をどのように支えるか。いろいろ迷った結果です。
介護の現実

段階と寿命

今、訪問看護の仕事の取組みとして、認知症についての理解を深めるプロジェクトに参加しています。 お勉強のために、ちょっと見ていた認知症の段階評価にまりいさんを当てはめてみて気が付いた衝撃の事実!それはいったいなんだったのでしょうか?
在宅介護

分かっていることを求められる苦しさ

 今日仕事が終わって、ふと考えたこと。人と人って、分かり合うことがこんなに難しいのに、どうして介護をする家族には当たり前のように求められるんだろう?ということ。 家族が何をどれくらい食べて、飲んで、排泄をして。いつ眠って、いつ起きて。夜中に何回トイレに行ったか?いつ、どの薬を内服したか。痛みや不快はどれくらいの強さなのか?「そんなの知らない」って言えたら…。どんなに楽だろう?
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