コンビニコピーのリスク~其の二~

介護の現実

 ごきげんよう。きいです。

 兄のいろいろな書類の取り寄せやコピーが必要になり、その手伝いをした私でしたが…。

 大失敗!兄のマイナンバーカードを紛失してしまったのです。

 コンビニのコピー機に、カードをセットしたまま忘れたと思いきや「届いていないようですね」と。本当に…どうしよう…。

やっちゃった!

 兄のマイナンバーカードはバックをひっくり帰しても、財布の中身を全部ひっくり返しても、ポケットの中を探っても出てきませんでした。

 コピー機から回収した記憶が無いので、てっきりコンビニのコピー機に置き忘れてしまったと思ったのですが…。

 店に届けられなかったとしたら、私がコンビニの駐車場かどこかに落とし、誰かが拾って警察へ届けてくれたとか?

 届いていればいいけれど…。

 そうでなかったら、警察へ届けると同時に、コールセンターへ連絡して利用停止をしてもらわないといけない。警察への届け出番号を控えて役所の窓口へ行き、紛失届と再交付申請書を記入にて提出して、手数料を払って。

 受け取れるまでに何週間もかかって…。

 この一切の手続き…。私が代行できるのかな?

 私の失敗に兄も巻き込まなきゃいけないのかなぁ。

 嫌だな…。

 兄に説明するのすら気が重い…。

 でも本当のことだから、ちゃんと伝えないと。

生きた心地が…

 兄には、カードはコンビニへ届けられておらず、どこか外部で紛失したのかも知れない事。

 そして不正に使用されないように利用停止をして再発行の手続きをしないといけないことを、お詫びの言葉と共に伝えました。

 兄は怒ることなく「自分からも、もう一回コンビニに連絡してみるわ」と。

 憂鬱な気持ちで仕事に戻りましたが、やはり結果が気になって仕方がありませんでした。

 そして1件訪問を終えてスマホを見ると、兄からLINEが届いていました。

 メッセージを確認すると「コンビニにありました」のメッセージが!

 あったんだ…。よかった~。

 まさに膝から崩れ落ちるくらいの気持ちで力が抜けました。

 本当に生きた心地がしなかった…。

 兄に直ぐに電話をかけたところ「届けられていないか、もう一回確認して欲しい。警察にも届けることになるし、店内の監視カメラで妹の後に誰がコピー機を使ったのか調べることはできますか?」等、お願いと質問をしたところ…。

 「あった」のだそうです。

 「よく調べないで返事したのかね」と兄は言いましたが…。

 私にも非がありコンビニで確認してもらった時間も確かに他にお客様がいて、タイミングも悪かったかもしれない。

 その後もう一度コンビニへ寄って、確かに兄の顔写真の付いたマイナンバーカードを受け取ることができました。

 店員さんは申し訳なさそうに「拾得物を保管する場所と違うところに仕舞われていた」と説明して下さいました。

 そんなこともあるのですね…。

 でも、本当に生きた心地がしなかった…。

 人の大切なものを預かる事…。もう懲り懲りです…。

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