入院した後の連絡

介護の現実

 ごきげんよう!きいです。

 先日<入院後も続くこと>で「兄が入院した後には部屋の管理が必要でした」とお伝えしたのですけれど…。

それ以外にもやらなくてはいけない、大切なことをお伝えするのを忘れていました!

それは〝関係各所への連絡〟です!

連絡を下さい

 入院になる(なった)ことは、訪問診療・訪問看護・ケアマネジャー・介護ヘルパー・福祉用具支援事業所など、関係している各所が把握していないといけません。

 本人が入院し、不在となっている家で〝在宅医療・在宅介護〟は成り立たず、ストップさせないといけないからです。

 予定通りスケジュールを組んで、訪問スタッフを手配して伺ったら「本人がいなかった」では困るのです。

〝いつ、どのような状態になったので、〇〇病院の△△病棟へ入院になりました〟と連絡を頂けるとありがたいのです。

 ケアマネジャーへ連絡を入れれば、そこから関係各所へ伝達してくれます。

 兄の入院の際には、Y先生とは直接やりとりをし、訪問看護ステーションは所長が同行していたのでOK。ケアマネののんさんへは、私から連絡をしました。

訪問看護サマリー

<「入院しますか?」>の中でも、兄の〝訪問看護サマリー(在宅で過ごした期間の経過や本人・家族の気持ち、継続が必要な事をまとめた文書)〟をすぐに送れるように準備していたエピソードをお伝えしました。

 この文書は訪問看護師が、利用者様が入院となる(なった)連絡を受けたときに記載するものです。

 利用者様と入院を受け入れた病棟の看護師が、入院中や退院時に困ることが無いように、病院との連携のために作成し、取り急ぎ個人情報の部分を伏字にしてFAXで送信。その後全文がわかる状態のものを、郵送で送るという事を殆どのケースで行っています。

 しかし、これは「入院になる(なった)という連絡が入らなければ、記載されません。

 時々あるのが「訪問看護の翌日に入院し、次の訪問予定日の前日に退院していた」というようなケース。

 連絡を頂かなければ、私達に入院の事実は分かりません。訪問看護サマリーを書かないまま入院。入院先で訪問看護を利用しているということを伝えなければ、病棟の担当看護師が記載する「退院サマリー」も無いままに退院されることになります。

 いつも通りに訪問に伺って、初めて入退院の事実を知ることになってしまうのです。

 事実、過去にそのようなことがあり、訪問に伺ったら本人にバルンカテーテルが挿入されており、内服薬も変更になっているのに、ご家族に伺っても「面会に行けなかったから分からない」と言われ、途方に暮れたということがありました。

 <兄とのLINE>の中でも、私がサマリーを送信する時に「明日退院予定」と知って悲しかった、というエピソードがあります。

 入院の連絡が遅ければ「頑張って書いたサマリーも役立たずで終わる」という悲しい現実があるのです。

 せっかく書く文書。

 役に立つものにしたいのです…。

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