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父への報告

結果を待つ父へ「もう打つ手がない」と伝えに行ったとき。 父は「そうか。」とだけ言いました。父は思ったほど悔しがりませんでした。
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書類も無い!記憶も無い!

やっぱり何かしらの書類でも、診断書でも、伝票でも。それが必要。 我が家には、書類も無いし医師の記憶も無い。父の情報が書かれた紙を、探し出すことができませんでした。
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コメントが欲しかった

弁護士のF先生から送られてきた文書。  C先生の「患者名 〝きいの父〟 に関する回答」。 それを見て、えい君と話しました。 「何か一言だけでもコメントが欲しかった」
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F先生からの報告書

私達家族がまとめた、当時の記憶を書き綴った文書。 それを頼りに二人の医師へ問い合わせが行われました。 そして、一人の医師から返答がありました。
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2人の医師

弁護士のF先生は、「当時に診ていた医師に問い合わせをします。」と仰った。そんなことが本当に可能なのか?本当に見つかるのか?  父の手術の事を憶えていたり、血液製剤を使用したことが書かれた何かが手元に残っているのか?
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ドクターを探せ!

 「父は何が原因でC型肝炎に感染したのか?」がわかる書類を探して、探して、探し続けて…。 それでも見つからなくて。 もう、諦めモードになっていました。そんな私にF先生は…
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見つかった診断書

実家に通い、父の荷物から何か書類や明細書などが出てこないかと探してくれていたのは、兄のえい君でした。山のような採血データや、父宛の年賀状や同窓会の案内などの手紙類も確認をしてくれました。そしてある日、えい君はある古びた封筒の中の一枚の紙を発見しました。
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そこに書かれていたのは

 父が救急搬送された、T大学附属病院のカルテのコピーを手に入れたえい君と私とまりぃさん。  私達は家にたどり着くまで待てなくて、帰り道の途中にファミリーレストランに立ち寄り、そこで何が書かれているのかを確認することにしました。
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カルテ開示受付窓口にて

私はここでもまだ、受付の担当者から「はあぁ?カルテを見せろってかぁ?」みたいな視線を向けられるのではないかと、緊張していました。 だけどまりぃさんも連れているし、ビクビクしていてもどうにもならない。覚悟を決めて受付へ向かいました。
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カルテ開示!

T大学附属病院のカルテに、何かしらの情報が記載されていないか。 それを確認するために、私達はT大学附属病院でのカルテ開示を求めることになりました。
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